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繰り返す再発について患者さんの誰もが不安に思っています。この再発を少なくするために、毎日の治療で症状が現れる前にウイルスの増殖を抑える「再発抑制療法」という治療が、日本でも行えるようになりました。

服薬でウイルスを抑える「再発抑制療法」

「再発抑制療法」とは、毎日お薬を飲むことで症状が現れる前にウイルスの増殖を抑え、その期間は再発を少なくする治療法です。現在世界50カ国以上で認められており、GH(性器ヘルペス)の標準的な治療法といえます。
主にGHを頻繁に再発(注1)する方が対象となります。

(注1)再発の回数は、おおむね年6回以上とされていますが、詳しくは医師にご相談ください。

注意:新たに受診した医療機関では、過去にGH(性器ヘルペス)と診断されたことがあってもその医療機関の医師がGHの再発を確認する必要があります。この場合再発抑制療法は2回目以降の受診の際、医師の判断で開始されるのが一般的です。ただし、初診時に病変があり、単純ヘルペスウイルス2型を確認し、さ らに本人が認知している場合はその日から行うこともあります。

再発抑制療法実施の一般的な流れ(新たに医療機関を受診した場合)。(1)病院・医院検索。(2)新たに医療機関を受診。問診、検査など。(3)2回目以降の受診。GHの再発を確認。(4)再発抑制療法開始。(5)定期的に受診(注)(1ヶ月に1回程度)。効果、副作用、服薬状況を確認。(注)受診する頻度は症状や医療機関などにより異なります。1年間継続した場合は、さらに継続するかを医師と相談します。

再発を少なくすることができます

「再発抑制療法」には、お薬を飲んでいる期間は、GH(性器ヘルペス)の再発を少なくする効果があります。また、次の再発までの間隔も延長できます。
「再発抑制療法」はウイルスそのものを取り除けるわけではないため、服薬を中止すれば再発しますが、一般的にはその回数は時間とともに減少します。
なお、海外で行われた試験(注2)では、1年間の治療期間中、再発のリスクが71%低下しました。

(注2)Reitano M, et al:J Infect Dis, 178, 603(1998)

パートナーへの感染率を下げます

「再発抑制療法」を実施することで、パートナーへのGH(性器ヘルペス)感染率を下げることができます。
GHは症状の自覚がないときでも、パートナーに感染させてしまう可能性があります (詳しくは「なぜ再発するの?」ページ内の「症状はなくてもパートナーへの感染リスクはある」をご覧ください。)が、このようなリスクも、薬の服用で抑えることが期待できます。
とはいえ、再発抑制療法により感染リスクが完全になくなるわけではありません。再発抑制療法実施中もコンドームを併用することが、より確実なパートナーへの感染抑制法と考えられます。なお、海外で行われた試験(注3)では、再発抑制療法を受けた患者さんのパートナーへの感染リスクが75%低下しました。

(注3)Corey L, et al:N Engl J Med, 350, 11(2004)

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