潜伏するヘルペスウイルスまでは現代医学をもってしても退治することはできません。でも、暴れているウイルスの増殖を抑えたり、あらわれている症状を抑えたりすることはできます。症状が出てしまった場合には、適切な処置をするのが早ければ早いほど、症状はそれだけ軽くすみますし、回復も早くなります。
また、GH(性器ヘルペス)は再発を繰り返すのが特徴で、患者さんは症状の辛さに加え、「いつ再発するかわからない」、「パートナーにうつしてしまうかもしれない」などの不安も感じています。この繰り返す再発に対し、毎日お薬を飲んで、症状が現れる前にウイルスの増殖を抑えられるようにする治療法もあります。
詳しくは「GH再発抑制療法」サイト内の「服薬でウイルスを抑える再発抑制療法」をご覧ください。
初感染で重症の場合には入院が必要です
はじめてGH(性器ヘルペス)にかかった場合、患部の痛みが激しく排尿もできないほどであったり、頭痛や高熱が続くなど全身的な症状があるときには、医療機関(病院や医院)に入院して治療することが必要です。
再発の人も、まずは専門医(産婦人科、泌尿器科、皮膚科など)に相談しましょう
症状の軽い再発でも、前兆を感じたら、あるいは症状が出たらできるだけ早い時期に治療を始めるほうが治りも早くなります。治療にあたってはウイルスが増えるのを抑えるお薬(抗ヘルペスウイルス薬)を使うことが最も効果的です。医師は効果と使いやすさを考えて症状にあった抗ヘルペスウイルス薬を選択し、その他の状況に応じて痛み止め、ビタミン剤、抗生物質などで治療します。何はともあれ、早めの治療が功を奏します。再発のきざしがあったらどのような処置をすべきかについて、医師に相談して指導を受けておくとよいでしょう。
また、症状が出たときに飲むお薬(抗ヘルペスウイルス薬)を毎日少量飲むことによって、お薬を飲んでいる期間は再発をしにくくする治療法もあります。この治療法は、「再発抑制療法」と呼ばれています。頻繁に再発を繰り返すような人は、「再発抑制療法」について、医師に相談してみましょう。
詳しくは「GH再発抑制療法」サイト内の「服薬でウイルスを抑える再発抑制療法」をご覧ください。
治療薬について
GH(性器ヘルペス)の治療には、主に「抗ヘルペスウイルス薬(=抗ヘルペスウイルス剤)」と呼ばれるお薬が使われます。抗ヘルペスウイルス薬は、ウイルスが増えるのを抑える働きがあります。GHの治療に用いられる抗ヘルペスウイルス薬の種類には、飲み薬(錠剤または顆粒)、塗り薬(軟膏またはクリーム)があり、症状が出ている場所や程度などにより使い分けられています。また、この他に入院治療の際に点滴が用いられることもあります。
| お薬の一般名 | 剤 形 | 症状があるときの標準的な使われ方 |
|---|---|---|
| バラシクロビル | 錠剤・顆粒 | 1回1錠または顆粒1gを1日2回、5日間服用する。(成人) |
| アシクロビル | 錠剤・顆粒 | 1回1錠または顆粒0.5gを1日5回、5日間服用する。(成人) |
| 軟膏・クリーム | 患部に適量を1日数回、7日間塗布する。 | |
| ビタラビン | 軟膏・クリーム | 患部に適量を1日1~4回、7日間塗布または貼付する。 |
※症状の程度などによって、お薬の量や服用回数・日数が変わることがあります。





