水ぼうそうの予防接種(ワクチン)はありますか?
水ぼうそうの予防接種はありますが、任意接種なので費用は自己負担になります。1歳を過ぎたら受けることができます。予防接種を受けても水ぼうそうにかかる場合がありますが、ほとんどが軽い症状で済みます。
兄弟・姉妹にうつりますか?
家庭内ではたくさんのウイルスにさらされるため感染率が高く、水ぼうそうにかかったことがなければ、ほぼうつります。先にかかったお子さんが発症して2週間後くらいで発症します。こういった場合、あとから感染したお子さんの方が重症化する傾向があります。

水ぼうそうは再発しますか?
通常は、一度かかったら水ぼうそうには二度とかかりません。ただし、水ぼうそうの原因ウイルスは、症状が治まっても体の中に潜伏しています。数十年後、加齢などのきっかけでウイルスが活性化すると、「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」として再発することがあります。
帯状疱疹は50代以上の人に多く発症し、体の片側に帯のような赤い発疹と痛みを起こします。自分がもっていたウイルスによる病気なので人からうつったのではありませんが、水ぼうそうに対する免疫がないお子さんが帯状疱疹の発疹に触ったりすると、水ぼうそうとしてうつることもあります。
帯状疱疹の詳しい情報はヘルペス情報サイトの「帯状疱疹とは?」へ。
放っておいても治りますか?
お子さんの水ぼうそうは軽い症状で済むことが多いのですが、場合によっては重症化することもあります。例えば、アトピー性皮膚炎のお子さんや、家庭内での感染(兄弟などから感染した場合)は重症化する傾向があります。また、細菌感染や、まれに脳炎などの合併症を起こす場合もあります。症状がみられたら、早めに病院へ行きましょう。
大人が水ぼうそうにかかったらどうなるのですか?
お子さんの水ぼうそうは軽い症状で済むことが多いのですが、大人になってから水ぼうそうになると重症化することがあり、注意が必要です。高熱が出たり、肺炎や脳炎、肝炎を併発する場合があります。症状がみられたら、早めに病院へ行きましょう。
妊婦さんが感染した場合、赤ちゃんにも影響があると聞いたのですが…。
大人の水ぼうそうは肺炎などを併発することもありますが、中でも妊娠している女性ではご本人の症状も重くなりますし、時期によっては胎児に影響が出ることもあるので、特に注意が必要です。
これから妊娠を考えておられる女性で水ぼうそうにかかったことがなく、水ぼうそうの予防接種を受けたことがない方は、妊娠前にあらかじめ予防接種を受けておくなど水ぼうそうに対する免疫を獲得しておくことも選択肢のひとつです。詳しくはお医者さんに相談しましょう。

監修:藤田保健衛生大学 医学部 小児科学 主任教授 吉川 哲史 先生



